屋根リフォームには様々な種類があります。
また、それらはリフォーム後に得られる効果により使い分けられています。
ここでは屋根リフォームの種類ごとに得られる効果の違いを紹介していきます。
屋根リフォームの種類とは
屋根リフォームは大きく分けて4種類に分けられます。
「補修工事」「塗装工事」「葺き替え工事」「重ね葺き工事(カバー工事)」です。
それぞれ目的や得られる効果が違うので、しっかりと違いを把握しておきましょう。
<屋根補修工事>
屋根は風雨や紫外線を直接的に浴び続ける為、自然に劣化していくものです。
劣化症状の主な症状としては「ひび割れ」「反り・浮き」「欠け」「ズレ」などがあります。また、瓦屋根の「漆喰補修」も補修工事に分類されます。
屋根材自体は変えるほどではないが、放っておくと大きな被害に繋がる場合、現状の屋根材のまま補修を行うという工事です。
<屋根塗装>
屋根は定期的に塗装を行う必要があります。
多くの屋根材は、素材自体に雨を弾くという効果がありません。
その為、塗装により塗膜を張ることで屋根材を雨から守っているのです。
使用する塗料グレードにもよりますが、10~15年毎には塗装工事を行わなければいけません。
また塗装工事は塗膜を張る以外にも、「美観性を保つ」「防汚性を高める」「遮熱・断熱性能を高める」という目的もあります。
<屋根葺き替え>
屋根材自体を全て交換するという、屋根リフォームで最も新築に近付く工事です。
屋根材自体を変えることが出来る為、「耐震性の向上」「機能性の大幅な向上」が実現できる工事です。
また、屋根材の下に使用されている防水シートや野地板といった下地材も新しくできる唯一のリフォーム工法です。
<屋根重ね葺き>
既存の屋根材の上に、新しい屋根材を葺くというリフォームならではの工法です。
短期間且つ安価で屋根葺き替えと近い効果を得ることが出来ます。
しかし、屋根材が二重になる為「耐震性の向上」は得られなかったり、既存の屋根が瓦屋根だと施工負荷であったり、新規屋根材は軽量な金属系屋根を使用する必要があるなど、様々な制限もある工法です。
それらが許容できるのであれば、非常にコストパフォーマンスが高いリフォーム工事でもあります。
まとめ
屋根リフォームの種類を知ることで、リフォーム後に求めている効果を確実に手に入れることが出来ます。
それぞれの違いをしっかりと把握しておきましょう。