屋根材には様々な種類があります。
それぞれ見た目が異なるだけでなく、機能やメンテナンス方法など違いは様々です。
ここでは屋根材の種類とそれぞれの特徴について紹介していきます。
屋根材の種類
<瓦屋根>
日本の屋根といえば瓦というイメージがある方も多いのではないでしょうか。
古くから日本の住宅に使用されており高耐久・高性能を誇る伝統的な屋根材です。
<陶器瓦>
粘度を成形後、ガラス質の釉薬を塗布してから焼き上げることで艶があり高級感のある瓦です。耐久性は半永久とも言われており、さらにメンテナンスも不要な瓦です。
<粘土瓦>
粘度を瓦形に成形し、高温で焼き上げることで硬化させた瓦です。
変色も少なく、非常に丈夫な瓦です。
<コンクリート瓦(モニエル瓦)>
コンクリートを固めて成形し、表面に塗装を施すことで仕上げられる瓦です。
1970~1980年代によく流通していた瓦で、元々は日本の瓦ではなくヨーロッパから輸入された瓦です。洋風の建物に合う見た目や色合いが特徴的な瓦でもあります。
<スレート屋根>
現在、最も多くの住宅に使用されているのがスレート屋根です。
セメントを薄い板状に加工した屋根材で、新築だけでなくリフォーム現場でも多く使用されます。
安価で様々なデザイン性を持つ商品があり、コストパフォーマンスにも優れています。
一方、耐水性や耐久性はやや低いという難点もある屋根材です。
<金属系屋根>
スレート屋根に次いで普及率の高い屋根材です。
安価で軽量というメリットがありますが、他の屋根には無い「錆びる」というデメリットがあります。
<トタン>
安い屋根の代名詞とも言えるトタン。
錆びやすく耐久性も低い為、住宅よりも物置などによく使用されます。
<ガルバリウム>
ガルバリウムとはアメリカで開発された鋼板です。
アルミニウム55%、亜鉛43.3%、シリコン1.6%という配分で作られており、非常に錆びにくいという金属の弱点をカバーしている金属屋根です。
また、非常に軽いことから耐震性の向上にも良いという理由から、普及が増え続けている屋根材です。
<銅板屋根>
銅板屋根はメンテナンス不要・半永久の耐久性という非常に高性能な屋根材です。
高価であり取り扱いにも特殊な技術を要することから、昨今の住宅ではあまり使用されなくなりました。
お寺や古民家などでは見かけることの多い屋根材です。
まとめ
屋根材は種類によりさまざまな特徴があります。
見た目だけで選んでは公開することもありますので、しっかりとそれぞれの特徴を把握したうえで屋根材選びを行いましょう。