公益社団法人日本建築士会連合会青年委員会

建築士会の全国各地活動報告および連合会青年委員会からのお知らせ

連合会女性委員会 被災地視察報告書

連合会女性委員長の定行まり子さんから、4/16に連合会女性委員会 永井香織副委員長と岩手を視察した際の報告を提供して頂きました。
災害対策本部等の視察記録が掲載されています。

詳細はリンクのPDFファイルをご参照ください。
110422女性視察報告

なお、報告書にあります総括のみ下記へ記載します。

総括
1.岩手県の地震災害の状況は、地域によって大きく違いがある。マスコミで連日報道される沿岸部の 津波被害は甚大であり、瓦礫の撤去から被災者の仮住まいの確保が、当面の課題である。 4月7日の余震では、一関、奥州などで建物被害が広がっている。やっと通じた高速道路も、一時、一 関あたりで被害が出た。今後の余震にも気が抜けない。盛岡の被害は、震度5強で、停電があったもの の、大きな被害にあっていない。

2.沿岸部の津波被害により、多くの建造物が瓦礫と化したが、津波を受けなかった高台にある木造住 宅の多くは、被害は大きくはなく、地震には強かったことが認められたといってよい。地盤の弱いとこ ろに、被害の大小を分けているということも理解できた。

3.今、一関で、応急危険度判定・住宅相談が非常に忙しいと聞いている。 釜石では、連日、住宅相談が多数あり、対応に苦慮している状況である。大船渡や陸前高田では、まだ、 そこにも至っていないことから、今後一層、建築士のボランティアが必要になりそうだ。 被害の少なかった盛岡の建築士は、被災地の支援に出かける体制を整えているが、それでも足りないの ではないか。大阪から来た建築士は、直接に釜石と連絡を取り、大阪のボランティア団体と一緒に来た そうだ。今回の津波災害がこれまでの地震災害と違って、地域が壊滅的な被害を受けたことから、状況 把握に時間がかかり、容易に支援体制をつくることができなったものと推察している。釜石が大阪の支 援を上手く受け取れたのは幸いであったが、受け入れ側が困惑することも予想されるので、地域連携の 在りかたを早急に見直す必要があるだろう。少なくとも、被災を免れた隣接支部が状況把握と支援受け 入れの窓口となることが必要だろう。

4.女性委員会としては、今必要とされている住宅相談や仮設住宅の建設などについて、可能な範囲で、 協力・支援する体制を取りたいと考えている。しかし、それ以上に、自らの日常の生活を見つめること が重要であると再認識し、自然に調和した住まいと生活のスタイルについて、追及し、提案していくこ とができたらよいだろう。これまで継続的に研修してきた内容が活かされ、非日常の災害に対しても、 対応できるものと思われる。

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